いつも前のめり

好きなことを好きなだけ

推しを褒めたい話。(6/15更新)

 

 ご、語彙力が無さすぎる……!!!!!!!

 

いきなりすいません。こんにちは。
語彙力が無さすぎることへのフラストレーションを冒頭からぶちまけてしまいました。
とはいえ、先の一言で解消されるわけでもなく、日々、自分の語彙力不足へのストレスは蓄積される一方なんですよね…。
というのも、推しを褒めたすぎる……!!!!!

だってなんかもう、すごいんだぁ…向き合い方とかそれを形にする力とかほんと見習いたいばかりだし、しかもとんでもなく神作画だし、挙句の果てには、そんな人がこの世に生を受けて同じ時代に生きてるのがすごい。びっくりした。

それをもっと簡潔にかっこよく色んな人に伝えたいし、伝わらないにしても表現したい…!!!って思うんですよ。
っていうかもう、とにかく褒めちぎりたい…!!!!

気を抜くと「かっこいい」「かわいい」「すごい」「尊い」「死ぬ」の5つしか言わないの、そろそろやめたい…。
もっとこう、アクロバティックに褒めそやしたい。
「蝶よ花よ」と讃えていきたい。だってもう存在が奇跡なんだから慈しむしかない。なのに、慈しむための言葉が足りない。

そんなストレスを日々抱える中でもなんとか語彙力を増やすべく、この記事を随時更新していくことにしました。というわけでこの記事は、先の5単語以外で私が日々脳細胞と格闘しつつ必死にひねり出した褒め言葉を記しただけの内容です。
良ければお腹が落ち着かない日なんかにトイレとかで読んでください。

 

 

 

 

 

推しを褒めたい!

 

 

 

 

 

 

 

「かっこいい」編

「今すぐ宮廷画家を呼んで」
可愛すぎる時にも使った。

 

f:id:noirdog22:20180508144822p:plain
永遠に忘れたくない…

 

f:id:noirdog22:20180615174712p:plain
賛成多数 [NEW]

 

f:id:noirdog22:20180615174838p:plain
今なお更新中 [NEW]

 

 

「かわいい」編

f:id:noirdog22:20180508160618p:plain
そう思わない?

 

f:id:noirdog22:20180508161540p:plain茶番

 

f:id:noirdog22:20180615174743p:plain
ご両親に感謝 [NEW]

 

 

 

「すごい」編

f:id:noirdog22:20180508160626p:plain
ほんとに。 

 

 

 

 

「尊い」編

f:id:noirdog22:20180508161153p:plain
広めたい言葉がある。

 

f:id:noirdog22:20180615174917p:plain
あまりにも現実が優しい [NEW]

 

f:id:noirdog22:20180615175005p:plain
ありがとうしかない [NEW]

 

f:id:noirdog22:20180615175038p:plain
こんなに尊くて大丈夫? [NEW]


 

「死ぬ」編

「来世で会おうぜ」推しがかっこよすぎてすぐ死ぬ

 

 

 

 

 

番外編

f:id:noirdog22:20180615174157p:plain
だって推しが一番…… [NEW]

 

f:id:noirdog22:20180615174508p:plain
出会いに感謝 [NEW]

 

f:id:noirdog22:20180615174611p:plain
代わりに推しが見られるゾ! [NEW]

 

f:id:noirdog22:20180508144827p:plain
過去配信ほんとありがとう

 

f:id:noirdog22:20180508160733p:plain
お父さんもありがとう。 

 

f:id:noirdog22:20180508160623p:plain
どうしてもほしい。

 

 

 

ゲスト編

f:id:noirdog22:20180510212734p:plain
名言。(提供:しき (@shikishaa) | Twitter



 

 

こんな感じで毎日推しを褒めていきたいですね。
ちなみに私は杉江大志くんを応援しているのですが、本当に尊敬するばかりの毎日で彼のことを知るたびにいつも脱帽しています。そんな彼に触発されて、私も一念発起し、いろいろと人生頑張り始めました。
そして最近では、友人に「〇〇がんばったよ!」と報告するたびに「すごいじゃん」と褒められるのですが、「そうでしょ?」と返すと「いや、あんたじゃなくて原動力になってる杉江くんがすごい」と言われています。私ががんばると推しが褒められるシステムです。永久機関なのでぜひ試してください。ビビるぐらい力が湧いてきます。
私が頑張ると推しが褒められて、「せやろ?」ってドヤ顔できるの最高じゃないですか? 最高ですよね。

それではまた。

メサイア:月詠乃刻を観てきた話。(初見感想)

みんな~~~~!

メサイア:月詠乃刻をまだ観てないみんな~~~~~!!!

 

この記事は、メサイア新作舞台「月詠乃刻」を観た感想文なので、ネタバレを避けたい人は「ブラウザバックで戻るか、ホームボタンで離脱してね!」っていうやつだよ。
気をつけてくれよな!

 

 

さて、ついにメサイア舞台をリアルタイムで観劇するに至りました。
(※今回はライブビューイング観賞、生舞台は大阪公演27日になります)
前記事は思った以上の方に読んで頂けたようでとても驚いています。月詠乃刻の感想へ至る前にこの場を借りてまずは御礼を。
熱量だけをぶつけた記事だったのでお恥ずかしい限りではありますが、読んで頂けた皆様ありがとうございました。たくさんの方に読んで頂けたおかげで、書いてよかったということがいくつかありました。
そのうちの1つなんですが、

「あれ、この人、鋼ノ章観たほうがよくない?」

というお声をいくつか頂きまして、
なんと前記事を読んでいただいた方のうち、お一方から鋼ノ章のDVDをお借りすることになりました!!!

えええ~~こんなことってある!??
未だに信じられない気持ちでいっぱいですが、これが現実らしく、しかも私はかなりの軽率女なので(前記事参照)、お言葉に甘えて本当にお借りできることになりました。
ほんっっっっっっっとうに有難うございます!!!!ヤッターーーー!!!!でもお願い再販してーーー!!
いやほんと、仕事ほったらかして書いてよかったなぁ・・・

 

というわけで、また鋼ノ章を観たらいろいろと書ければなぁと思います。
というのも、今回の月詠ってやっぱり鋼観てる人と観てない人でかなり印象違うのでは…っていうのが初見の感想だからです。
ただ、前記事でも書いたとおり、「観てないから面白くない」っていうのまっっっっったくないのがメサイアのすごいところ。
それは今回も健在だし、やっぱりメサイアはいいぞ、と声を大にして言いたいのは変わりません。
でも、他作品を観てから観ると「あ、これって立方体じゃなくて多面体なんだ」と気付くような感覚とでもいうんでしょうか…。まさにスルメ的な面白さがあって、永遠にしゃぶりながら「これもまたメサイア…」と末恐ろしい感覚にも陥らされるわけです。

そんなわけで、鋼を観る前の感想は今しか書けないよなぁ、とメンタルズタズタな中でなんとか書いてみようと一念発起したのがこの記事です。
※ここまでのテンションがただの空回りっていうのがわかるぐらいしょっぱいです

ではいよいよ、いってみましょう~。

(以下ネタバレの宝石箱)

 

 

 

 

私にとっての2018年4月20日、そして22日

いきなりすいません。
「え? 初見ライビュなのに20日ってどういうこと?」ってなりますよね。ちょっと長くなっちゃんですけど、読んでもらえると嬉しいです。
というのも、私にとってのメサイア:月詠乃刻 初見は、どうしても20日ありきになってしまいました。
何しろ2018年4月20日未明に飛び込んできた世界的トップニュースはあまりにも、私の人生においてといっても過言でないくらい衝撃的だったからです。

そのニュースというのは、「Avicii 死去」。

享年28歳の若すぎる死でした。
そのニュースを見てまず思ったのは「嘘でしょ」ということと「嫌だ」ということです。本当に、彼の冥福を祈らなければならない場面で、この2つしか思い浮かびませんでした。
彼の音楽はクラブ・ミュージックやEDMといったジャンルだけに留まることなく、数多くの人の心にその音楽を響き渡らせ、同時にAviciiという名をまざまざと刻みつけました。
時にはラジオでもヘビロテされるほどの彼の音楽に、魅了され、救われた人はきっと少なくないんじゃないかなぁ。
かくいう私も、彼の音楽に救われた一人です。
彼の描き出す世界観はいつも独特で、「ほんとにこれがクラブ・ミュージックなの?」というぐらい人生や愛や死生観について語りかけてきます。よくある一夜限りの、とか、退廃的なものではなく、なんというかいつも生々しいんです。
「いまを生きなきゃ、どうするんだ!」
という焦燥すら感じるほどの熱烈な歌詞が紡がれます。
そして、まぁ私事なんですが、私にとってめちゃくちゃに辛かった2年間を救ってくれたのがまさに彼の音楽で、彼の音楽があるから今があるような状態でした。
2016年に唯一の日本公演にも行き、引退後も昨年リリースされたアルバムは泣きながら聞きました。
まだ彼の音楽が聞けるという拠り所は、何よりも得難いものでした。
そんな彼がこの世から居なくなったと知り、次に思ったのは「どうしよう」です。
とんでもなく薄情だなぁ、とか、身勝手だなぁと思いつつも、彼の音楽を大音量で聞きながら(TPOは弁えて)おぼつかない2日間を過ごして、来る22日に大阪ステーションシティシネマにたどり着きました。
この時点で、まぁTwitterのTLからは驚くほど人がいなくなっていて、ひたすらに「うわぁ、月詠こわい…こんな精神状態で見れるのかよ~~」と裸足で逃げ出したい心地でした。

何しろ、「絶望をお届け」されるわけですから。

それでまぁ、席について、観始めました。その内容については、今回は特に書きません。
みなさんがご覧になった月詠を同じく私も観て、とんでもない絶望を共有しました。

カッコいいシーンや、笑えるシーン、そしてやっぱり泣いてしまうシーン。

うわぁ、これがメサイアかぁ、と改めて思いました。

そしていざ、クライマックスで例のシーンに差し掛かって、御池の絶叫というか、もはや慟哭ですよね。小説なんかの中でしかみたことのなかった、まさに想像上の「慟哭」を観た気がします。
彼の「いやだいやだいやだ」という台詞は、吐き出されるたびに頭を殴られる思いでした。まるで、そんなわけがないのに、私のせいで小太郎が居なくなってしまうような、そんな打ち付けるような否定や拒絶がビリビリと伝わってきました。
そんで泣きながら、ふと、思い浮かんだのは悠久の加々美の台詞で「人が死ぬって、大変なことなんだよ」っていう、それだけでした。

最終的に、御池は柚木の臓器を受け入れて、これから一人で生きていくわけですが、その心境を思うとあまりにも複雑です。
カタルシスとはよく言ったもので、号泣の末に観終わった月詠乃刻は、とんでもない疲労感と絶望と、それだけでなくほんの少しの透明感をもった、どこかすっきりとした気持ちもきちんと与えてくれました。
それはきっと、光と花吹雪の中で立つ柚木小太郎の笑みをしっかりと見届けられたからでしょう。そこはライブビューイングでよかったなと思いました。(多分劇場だと、ちゃんと観られない表情だったと思います)

そして、上映が終わり、泣きはらした状態で席を立って劇場を出て、レストランフロアを抜けてエスカレーターを降りながら、私はやっぱりAviciiを聞いていました。
というのも、エスカレーターを降りた先にあるLOFTが目に入った途端、あんまりにも日常で、思わず泣けてきたからです。いやほんと、まじでびびったんですが、ほんとに泣けてきたのでしょうがない…。TLの皆さんが、「気をつけて帰ろう」を標語にしていた理由もよくわかりました。
そんでまぁ慌ててサングラスをして、同じフロアのスタバに駆け込んで、落ち着くまで大音量でAviciiを聞いていました。

曲は正直何でも良かったんです。Aviciiなら何でも。

辛い時にはとりあえず彼の音楽が聞ければいいし、この時はまさにそれを体現した形でした。
そして、聞きながらiPhoneのプレイリストを眺めて、彼の音楽がまだちゃんと残っていることに気付きました。その時になってやっと、「あーー彼の音楽に出会っててよかったなぁ!!!」と心から思いました。
これからも彼の音楽はずっと私のプレイリストに残っているし、辛い時には彼の音楽が聞けるし、そうすればある程度は立ち直れる自分をよくよく知っています。
彼は驚くほどあっという間に過ぎ去ってしまったけれど、彼の生み出したものはしっかりと残り続けるのだと、やっと理解に納得が追いつきました。

同時に、御池にとっての柚木小太郎という男も、そうであればいいなぁとも思いました。

臓器は、早くて2ヶ月、新陳代謝の速度によっては遅くて1年で細胞が完全に入れ替わってしまうそうです。
奈落の技術を考えると、きっと半年ぐらいで柚木の臓器は御池のものになってしまうんじゃないかなぁとも思います。だから、御池がその血肉や細胞を拠り所にするにはあまりに短い期間だろうと思います。でも魂が、との言及があったとおり、柚木はずっと御池に寄り添い続けるのだろうし、御池がそれを受け入れ続ければ、彼らは共にあることができるのだろうと、希望を思ってしまいます。
ほんと、そうだったらいいなぁ、っていう話でしかないんですが。

 

そして、メサイアって本当に怖いと再認識したのは、まさにこの経験に依るものでした。

「自分のメサイアが死ぬ」なんて、きっとこの世の誰も経験することもないし、実感することなんて無いと思います。まさに非日常で、フィクションです。サクラコートなんで絶対見ること無いし、大立ち回りだってそう。圧倒的に「作り物」なのに、それでもメサイアを観劇し終わると、人一人がこんな有様になるんです。
「誰かを失う」こととか、「何かを奪われる」とか、少なくとも誰しもが経験していることを、ステージの上とか、画面の向こうとか、絶対的に距離があるにもかかわらず、胸倉掴んで思い出させて、感情移入せざるを得なくなるんですよね。
でもやっぱり、最後には、少しの救いがあって、観終わってから「受け入れる」態勢もきちんと用意してくれている。

なんて作品なんだろう、メサイア。

改めて思って、また一段と魅力に引き込まれました。
二度目の観劇は大阪公演27日になるのですが、2回目、3回目と、どんな心境になるのか今から怖いような楽しみなような気持ちです。

少しでもしっかりと、彼らの生き様を目に焼き付けることができればと思います。

 

 

最後に。

貴方の音楽はこれからも私の救いです。ありがとう。R.I.P


Avicii - Wake Me Up (Official Video)

 

「メサイア」シリーズがすごかった話(暁・悠久メイン:布教記事)

 

※この記事は、シリーズといいつつ、深紅ノ章、暁乃刻、外伝:極夜、悠久乃刻のみをDVDで鑑賞したオタクが書いています。

 ※この記事は、新参が気軽に舞台:月詠乃刻、秋公開映画:幻夜乃刻を鑑賞するための深紅以降のみをまとめた「メサイアシリーズ布教」記事です。

※ネタバレにはできる限り配慮しています。(公式サイト掲載情報+αぐらい)

 

  

 

み、みんな~~~~~!!!まだメサイア観てないみんな~~~~!!!

ちょっと聞いてほしいことがある。かなり長くなるかもしれないけど、私の本音を聞いてほしい。
そして既にきっちりばっちしメサイアシリーズを全部観ている先輩諸氏方。
これはまだ4作(+コミック・原作小説・クロニクル)しかメサイアに触れていないオタクがその熱量だけで書いたものなんです。どうかあたたかく読み流してほしい。

 

 

 

というわけで、私にとっての運命の日である2018年3月23日。
注文していた「メサイア:暁乃刻」DVDが我が家のポストに投函された。(アマゾンプライムありがとう!)
そこからはもうすごかった。とにかく凄かったんだ。何がすごいって、語彙力失ってるからもう、すごいとしか言いようが無いんだ。
そんな私に今できることはその衝撃を熱量に変えて、「メサイア観たほうがよくない?」という気持ちをしたためることだけだと思うから、
みんな~~~!!たのむ~~~!!!
メサイアに興味をもってくれ~~!
あわよくば観てくれ~~~~!

そんな感じの記事です。

 

 

 

メサイアを観てほしい!

 

 

  

 

 

 そもそも「メサイア」ってなに?

メサイアとは、小説『メサイア 警備局特別公安五係』(高殿 円:著)を原案とするメディア作品群。

メサイア 警備局特別公安五係 (講談社文庫)

メサイア 警備局特別公安五係 (講談社文庫)

 

ストーリーを簡単に紹介すると、現代日本とは少し異なる道を辿った日本や世界各国を舞台としたスパイアクションです。基本的にはシリーズものなので、同軸の時系列・同じ世界観を下敷きとしたシナリオとなりますが、各ストーリーは一話完結。(深紅以前でドラマ以外にも続き物あったらすいません)
また、各話では「メサイア」と呼ばれるバディ2人の深い絆が描かれます。
と、ここまで書いてピンと来る人も絶対多いはず……。まぁ落ち着いて、続きを読んでほしい。

 現在はこちらの原作を元としたコミック、舞台、ドラマ、映画、ドラマCD等著作物は、まとめて「メサイア・プロジェクト」と称されております。(ざっくり)
詳しくはメサイア・プロジェクト公式HPまたはWikipedia等を御覧ください!!絶対ソッチのほうが詳しいので!
あと公式のトップページがハチャメチャに格好いいので是非見てほしい!!
 公式サイトはコチラです。「メサイア・プロジェクト」総合ページから各作品群の特設ページへ飛べます。

■メサイア・プロジェクト公式サイト

messiah-project.com

 そして今回の記事は99%が舞台メサイアシリーズのお話になります。
さらに言えば、「新章」と称される「舞台:メサイア 暁乃刻」以降(+深紅ノ章)のお話なので、比較的新参も入りやすく、各メディアも入手しやすいもののみの内容になります。
というわけで、新規〜〜〜〜〜!!!!!
ほんと今だから。
同じく新参の私が渾身の「今だぞ!」という気持ちを込めたので引き続きいきましょう。

 

 

私が舞台:メサイアを鑑賞するに至った経緯 

そもそも私は「舞台」というもに全く興味のない人間でした。
これはもうほんと話すと長いのでまた別で書くとして、今回は如何にして「メサイア」を手に取ったかという話なんですが。

そもそも「メサイア」という作品に関しての私の認識といえば

・「舞台作品らしい」

・「イケメンがいっぱい出てワチャワチャしているらしい」

・「なんかいっぱいあって取っ付きにくそう」

・「シリーズものらしいし一回見たら大変そう」

というものでした。
きっとこれを読んでいて、まだメサイアシリーズに手を出していない方の中にもこんな意見を持ってる人はいるんじゃないかなと思います。
ほんと、観る直前まで私もこれを思ってました。
ただ私の場合急遽観る必要に迫られたんですね……というのも、3月21日に杉江大志くんにハマったからです。
そして翌日には4月から「舞台:メサイア 月詠乃刻」で杉江くんが主役で座長を務めることを知り、とりあえず手に入るうちで観られるものを片っ端から観ないと!!ということで「舞台:メサイア 暁乃刻」を観るに至りました。
(この時はまだ鋼、深紅に杉江くんが出ていることを知りませんでした)

そして観たんですよね。観ちゃったんですよね。
しかも、前情報を何も仕入れないまま、「杉江くんが出てる」から観るという、本当いまにして思えば無謀な状態で鑑賞しました。今の私なら思わずにいられません。

ほんと、なんてことしてんだ!?
まずスパイ物ってことも、バディものってことも、こんなシリアスでしんどいシナリオだってこともまっっっったく知らなかったんです。よくそれで観たなって思います。
ほぼ事故です。
とんでもない作品でした、メサイア。いっそ暴力的なほどに心に訴えかけてきます。感情のぶつかり合いです。恐ろしい程に、怒涛の展開が襲い掛かってきます。途轍もなく辛いです。ただ同時に、愛おしくもなります。覚悟してください。
メサイア凄い。観たほうがいい。一刻も早く。ほんとうに。

 

 

「メサイア シリーズのここがすごい」

「メサイア」システム

「メサイア シリーズ」の根幹とも言えるのが、「メサイア」というバディシステムです。
「メサイア」のキャラクターは基本的に警察省警備庁 特別公安局外事5係に属する公安工作員:通称「サクラ」として登場します。サクラは工作員=スパイであり、特別殺人権が与えられています。その権限でもって、国をまたいでの諜報活動を行い、国の平和のために暗躍する存在です。
そして「サクラ」は、まず「チャーチ」と呼ばれるスパイ養成機関で一定の教育を受ける必要があります。その際、彼らは正式に社会から永久抹消され、死んだものとされます。死人のみがサクラとなれるのです。

そして、このチャーチには「絶対規律」が存在しています。
それが以下の内容。

 
チャーチには絶対規律がある。
 
"サクラ"(生徒)は、"チャーチ"について沈黙を守らなければならない。
"サクラ"(生徒)は、"チャーチ"を出れば二度と接触してはならない。
"サクラ"(生徒)は、任務を失敗したサクラ(生徒)を救助してはならない。
"サクラ"(生徒)は、友人や恋人になってはならない。

ただし、「メサイア」 と呼ばれるただ一人を例外とする。
「メサイア」だけが、国からも組織からも見捨てられたサクラを救いに行くことができるのだ。
(引用:メサイア・プロジェクト公式HP messiah-project.com

 

つまり、サクラを救うことができるのは、そのサクラのメサイアだけ。「任務が失敗した時は、どんな事があっても互いを救う」、それが「メサイア=救世主」という存在なのです。
ちなみに、メサイアの救助が間に合わない場合、サクラは潔く散るのみとされています。 (しんどい)

 

 

世界情勢・スパイの役割

メサイアの登場人物たちが生きる世界は、今の日本や世界と少し違った道を進んでいます。
「ワールド・リフォーミング(世界の改心)」という、世界規模で、人口の0.1%にまで軍縮及び大量殺戮兵器の開発を禁止した軍事協定に各国が調印した世界線。それが、彼らの世界です。
一見平和そうな世界なんですが、兵器の代わりに暗躍し始めたのが工作員=スパイたち。各国は情報戦争を激化させ、日本では時には潔く国のためにその身を捧げるようなスパイが養成され始めました。それが、メサイアにおける主軸:サクラの存在です。
軍人のように、戦死したからといって名誉も栄光もありません。二階級特進なんてもってのほか。
誰にも知られず、時には誰かになりすまし、誰からも顧みられることもなく死ぬものとされています。
そんな過酷な生き様を強いられることを覚悟のうえで、彼らは様々な事情でチャーチの門戸を叩き、サクラへの道を歩みます。そして、国のために、守りたいもののために平和を願って、たった一人で世界を渡り、情報をかき集め、人を殺します。
死人である彼らを本当の「個」として見る者はいません。同じくチャーチで教育を受けていた仲間やメサイアといえど、容易に会うことは叶いません。彼らの道にはひたすらの孤独が横たわります。

 

 

最強のバディもの

「バディものが嫌いな人っている!?」
っていう偏見を声高に叫びたいぐらい私はバディものが好きです。みんな好きでしょ!?
このメサイアには「バディ」ものの良いところが揃い踏みなんです。
例えば後述する登場人物たちなんですが、揃いも揃ってぜーーーんぜん違うタイプのバディばっかり。
ほんとに、1つとして同じバディは存在しません。どれもこれもがしんどい。各バディ皆の部屋に「人をダメにするソファ」を置いて回りたいぐらいしんどい。
ちなみにメサイアは「チャーチ」から「お前とお前、メサイアな」という感じで決められます。違うのもいるかもだけど、少なくとも深紅以降はそう!
なので最初は

「え〜〜〜〜そんな軽いの〜〜〜!?
 いざってときに助けてもらえる唯一の相手なんでしょ!?
 だいじょうぶ?裏切ったりしない!?
 いやちょっと、そんな危険冒してまで敵地は……^^;
 ってならない!?」

って思いました。当然の疑問ですよね。
そしたらなんと、登場人物たちも思ってた!!(一部)
そりゃそうですよね。昔から絶対的に信頼できてる相手(そんなメサイア組もある)でなければ、初対面の奴で、しかも同じ立場とはいえ工作員なんかやってるやつに命預けられる!?ってなりますよね。
わかる〜〜わかるわ〜〜〜〜
でも聞いて。
今からメチャクチャ良いこと言うから聞いて。

そんな命懸けの信頼関係を築いていく、まさにその過程をつぶさに観られるのもメサイアなの。
すごくない?
一体どうやって信頼関係を築いていくのかは、各メサイアごとに違うんですが、その過程が本当に本当にきつい。
そして、信頼関係を築いて、お互いが本当のメサイアになった暁に訪れる「チャーチ卒業」。その日を境に、サクラとして旅立つ彼らは、いつまた自身のメサイアに会えるかもわからない。もしかしたら二度と会えないかもしれない。この世でたったひとり、信頼できる人に。そしてこの世で唯一、命を預けられる相手が同じ空の下、この陸と海の向こうに生きているだろうことだけが希望となる彼らの行く末は、どうか幸せでありますように、と拙い言葉で願うしかなくなります。

ね、言ったでしょ。最強のバディものなんです、メサイア。

 

 

 

オムニバス的ストーリー

ナンバリングがないので少々ややこしいのですが、私が観賞した以下の4作品を時系列&発表順に並べるとこんな感じです。

メサイア―深紅ノ章― [DVD]

メサイア―深紅ノ章― [DVD]

 
舞台「メサイア‐暁乃刻‐」 [DVD]

舞台「メサイア‐暁乃刻‐」 [DVD]

 
映画「メサイア外伝 -極夜Polar night- 」 [DVD]

映画「メサイア外伝 -極夜Polar night- 」 [DVD]

 
舞台「メサイア―悠久乃刻―」 [DVD]

舞台「メサイア―悠久乃刻―」 [DVD]

 

これらはストーリー上の時系列が近いこともあり、登場人物はそれ程目まぐるしく変わりません。

かといって、大枠のシナリオは各話完結のオムニバスとなっているので、どれから鑑賞しても新参が入りやすいようになっています。(キャラクターも覚えやすいですしね!)
また、新章となる「暁乃刻」以降は、主軸のバディがそれぞれ違うので、そこも見やすさに影響すると思います。(ちなみに「極夜」はサブタイトル付きの外伝映画。サクラも多く登場しますが、主軸は(元)公安四係の2人です) 

例えば私は「暁乃刻(上から2個目)」→「深紅ノ章(一番上)」→「極夜(上から3個目)」→「悠久乃刻(上から4個目)」の順番で観賞したのですが、これはこれでアリだったなと思っています。観た人は分かると思うんですが、暁→深紅の衝撃たるや……。恐らく深紅を先に見た人とはまた違った見方だったんだろうと思いますが、噛み締められたので良かったです。

とはいえ、いくらオムニバスでもシリーズで時系列が繋がってる上に登場人物も一部共通しているとなると、「あの時の台詞はここに影響してくるのか」とか、「あー!!これがここで、えっ、うそでしょ……」とか、そんな伏線回収は度々あります。それに加えて、時間の流れとともに登場人物たちの成長が見られたり、というのもあったり。

ただそこは、一作品の面白さが100%なら、複数見ることで得られる120%、200%の面白さなのかなと思います。実際、私は初めてのメサイア「暁乃刻」で大号泣してましたし。
決して、一作品で楽しめないわけがない素晴らしい仕上がりなので、つまりみんな、軽率に観よう!!!

 

 

繊細な心理描写

これに関しては百聞は一見に如かずって感じなので、ただ期待だけしてほしい。
本当に心が震えることってあるんだって思う。そんな作品であることは間違いないので信じて見てほしい。
私はメサイアを観て、作中にも登場し、演出の西森さんもツイートされている「人が死ぬって、大変なことなんだ」ってことをここまで鮮烈に苛烈に描いたうえで、ナマの人間がそれを追体験してしまうほど命懸けで演るって本当に恐ろしいことだって思いました。
所詮DVDで観ただけでしょ?って思うでしょ? 当事者じゃなかったら私だってそう思う。きっと生の舞台で観たらもっと凄いんだろうなって想像したりもする。でも残念ながらハマったのが先月だし、それでも唯一のメディアで観れたこと、出会えたことが本当に嬉しかった。そう素直に思えたました。
本当に、キャスト一人ひとりの吐き出す言葉が重くて苦しい、そして、たまらなく切なくなります。
そんな作品がメサイアです。

 

 

とにかくカッコいい!!!!!

さっきから ちょいちょい出ているキービジュアルやパッケージを見ても分かる通り、ハチャメチャにカッコイイ!!!!それがメサイア!!!!

ここまで読んで「あ、世界観難しそうかも」「キャラクター覚えられるかな」「専門用語苦手なんだよな……」って人もいると思う。
でも安心してほしい。
そんなのは後でもいい!!!!!でも後からしっかり知ってくれ!!!(わがまま)

カッコイイの嵐を浴びられる一大エンターテイメント、それがメサイアだから!!!

その証拠にちょっと見てこれ。

はいかっこいい〜〜〜〜!!!!!

黒いサクラコート、「命削ってる……?」って心配になる程のアクションシーン、ぶつかり合う願い、交錯する想い、いやもうむりむりむり、カッコイイ!
かっこいいの

茫然自失するほどのカッコイイ!が舞い踊るオンステージ2018!!!

ディズニーランドに行って、「うわ〜かわいい〜」の理由を探すことある? ないでしょ?
もう頭空っぽにしてカッコイイを浴びよう?
心のデトックス、カッコイイが蘇らせるメンタルヘルス……なぁ、メサイア・セラピーはいいぞ。

 

 

 

新規のための鑑賞メモ

設定編 ~これだけ知ってると楽しいぞ!~

※作中(舞台:暁乃刻・悠久乃刻)で説明される用語は省いています。
あくまで、説明なしに出てくる用語で、実際に私が後から知って「あー!」ってなったものを抜粋。
※間違ってるよ!!!っていうのがあったら教えてください。

作中の世界情勢

主な登場人物、特に主役のサクラたちが所属している国家は「日本」です。また、作中に登場する主な敵対国家は「北方」と称される「北方連合」。北方に所属する人たちの母国語は「ロシア語」です。また、北方にもサクラのような工作員がおり、作中でも敵対するシーンが多々あります。
その他、国家工作員以外にも多数のテロリスト集団が作中に存在しており、そのうち今回取り挙げている作品で登場するのは「評議会」「第三の闇(サード・ニグマ)」の2つです。いずれも反政府組織であり、深紅ノ章時点では壊滅済み。「評議会」元構成員であった「三栖 公俊(みすきみとし)」と「周康哉(あまねやすちか)」は「深紅ノ章」「外伝:極夜」に登場しています。また後者の「第三の闇(サードニグマ)」には、後述の「有賀涼(ありがりょう)」が暗殺者として所属していました。

 

 警察省

「ワールド・リフォーミング」という世界的軍縮に調印したのち、日本はその先陣を切るように軍縮を推し進めました。その流れに押されるようにして警察は警察省となりその権力を徐々に拡大していきます。そして、広げた権力の一端を担うこととなるのが「特別殺人権」を持つ「サクラ」という存在です。
彼らは過去の大量殺戮兵器の代わりに、国家を護るための情報収集および国家を脅かす存在を排除していきます。

 

国防隊

警察機関が権力を拡大する一方で、軍縮に伴い同じく縮小を余儀なくされたのが自衛隊。その名前は、自衛隊から国防隊に変わっています。また、同じく国家を護るという姿勢に相違はありませんが、取る手段が違うため、時には警察省(作中では主に公安5係)との権力的対立も見られます。

 

ボスホート(ロシア語で”夜明け”)

作中には工作員養成機関が複数登場します。まず一番に挙げられるのはもちろん「チャーチ」。サクラを養成するための日本の機関です。次に、「キンダー」。こちらも同じく日本の機関ですが、チャーチとは若干思想や目的が違います。そこは作中に出てくるのでお楽しみに!
そして最後に「ボスホート」。こちらは「北方連合」版チャーチともいえる、工作員養成機関です。
今回挙げている4作品ともに、このボスホート出身の工作員が登場。また、ボスホート出身者でも主要人物となる「サリュート(人物については後述)」の台詞が超絶意味深です。
是非とも作中でご確認ください!

 

奈落

作中での「奈落」とは、チャーチ内にある医療施設の通称です。ここに所属するドクターらはナンバリングで呼ばれ、今回の4作中では「Dr.Three」と「Dr.Ten」が登場します。
また、これ結構安心してほしいのですが、ここの技術はとんでもねーレベルらしく、サクラたちの技術的バックアップや医療ケアもばっちりやってくれます。めちゃくちゃ怪我しても治してくれる!ありがとう、ドクター!(とはいえ、治療不可能な場合もあるみたい、しんどい)

 

 

 

登場人物編 ~彼らのこれまで、これから~(暁・悠久のみ:主観しかない)

白崎 護(赤澤 燈)▶【暁乃刻】f:id:noirdog22:20180417211642p:plain

まさに彼こそ主人公!!
情が深く、正義感が強く、守りたい人がいる。深紅以降ではチャーチ内のサクラで一番の先輩。メサイアは同じ児童養護施設で育った幼馴染でもある悠里淮斗(ゆうりかいと)。
そんな彼の卒業ミッションが描かれる暁乃刻はとんでもねぇ作品だった。
悠里と正式なメサイアになる以前には、有賀涼と仮のメサイアを組んでいた時期も。そのおかげか、2人で背中合わせに立ち回るシーンはメサイアとは別の繋がりを感じます。

画像引用:メサイア−暁乃刻−

 

f:id:noirdog22:20180417214537p:plain

有賀 涼(井澤 勇貴)▶【暁乃刻】【悠久乃刻】

元「第三の闇(サードニグマ)」という反政府組織所属の暗殺者。
スナイパーとしても優秀で、第三の闇壊滅後にチャーチへのスカウトを受けてサクラになりました。不器用ながらも人と関わっていく姿はメサイアの中でも随一の成長株なのでは!? と思います。彼のメサイアは一人目が「間宮星廉」。まさに彼にとっての救い人であった人です。過去作にて有賀は間宮をその手で殺しています。(しんどいね)
そして二人目のメサイアとなるのが、後述の「加々美いつき」。彼と生に向き合う物語は必見です。
画像引用:メサイア−暁乃刻−

f:id:noirdog22:20180417214540p:plain

加々美 いつき(杉江 大志)▶【暁乃刻】【悠久乃刻】

幼少期に両親を殺され、「おじさん」に育てられた過去を持つ。そのおじさんも死亡した後、チャーチの門戸を叩いた。
第二世代と称される白崎や有賀より少し後にサクラ候補生となった彼。本人曰く「優秀だから」という理由で、メサイアを失った有賀の二人目のメサイアになります。お察しの通り、「2人目のメサイア」ってメチャクチャしんどいです。観てる方が心臓はちきれそう。最初はめちゃくちゃ生意気ですが、徐々に有賀に心をひらいていく様子は「えっ、このスペースで無理じゃん?」ってなるので本編見て下さいたのむまじでおねがい。
画像引用:メサイア−暁乃刻−

f:id:noirdog22:20180417214542p:plain

御池 万代(長江 崚行)▶【暁乃刻】【悠久乃刻】

いわゆる第三世代のサクラ候補生。加々美の更に後輩です。
前述までの各組織とは別に、「暁乃刻」よりその名称が初登場した新興宗教団体『照る日の杜』の元ご神体。
お察しの通り、アレとかソレっぽい力もあるっぽい。
皮肉屋で、先輩相手にも物怖じせず暴言を吐いては柚木小太郎の神経を逆撫でしている。個人的に、皮肉のツボが絶妙すぎるので、よほど人の機微に敏感で繊細なのではと思っています。
彼の殺陣は足技メインでめちゃくちゃかっこいい。柚木との対比も必見だよ!
画像引用:メサイア−暁乃刻−

f:id:noirdog22:20180417214547p:plain

柚木 小太郎(山沖 勇輝)▶【暁乃刻】【悠久乃刻】

御池と同じく第三世代のサクラ候補生。彼もまた新興宗教団体「照る日の杜」に通じる人物。というのも、家族がその信者。そしてサクラや候補生としては異例の元柔道のオリンピック強化選手。
真っ直ぐな性格をしており、御池の言動がいちいち癇に障るのか、あれこれ諌めている様子が多々見られる。
ただ、山沖氏いわく御池には「興味がない」とのこと。そのへんは本編脚本でチェックだぞ!
また、柔道選手だっただけあり、下半身に重心を置いて上半身から繰り出すパワフルな殺陣はまじでまじで必見!!
画像引用:メサイア−暁乃刻−

f:id:noirdog22:20180417214552p:plain

小暮 洵 (橋本 真一)▶【暁乃刻】【悠久乃刻】

現時点でかなり謎につつまれた来歴の彼。御池、柚木と同じく第三世代のサクラ候補生。
有賀に懐いている様子で、彼と関わる様を観ていると、多感なわりに感情表現が苦手な模様。ただ、押し殺しているといった感じではなく、どちらかといえば表現方法がわからないといったかんじ。
新作「メサイア:月詠乃刻」では公式発表のあらすじで「暴走する小暮」という一文があり、各所をざわつかせたメガネ。
一嶋さんとは何かしら縁があるみたいだけど、それが悪縁なのか良縁なのかは未だ不明。(2018/04/17時点)画像引用:メサイア−暁乃刻−

f:id:noirdog22:20180417214706p:plain

雛森 千寿(山本一慶)▶【悠久乃刻】

出、出〜〜〜〜!!!無駄にイケメンくそ野郎!!
っていうテンションになるぐらいカッコイイくそ野郎。後述の黒子と同期の古株であるものの、ミッション中に負傷し、5年間も奈落で寝てたらしい。(奈落すげぇ!)
言葉の一つ一つは重かったりトゲトゲしてるけど、第三世代の中では随一に感情が言葉に乗っかっているので、頼れる兄貴感がすごい。黒子との掛け合いも観てて楽しいけど、5年も寝てた理由を考えるとしんどい…月詠でバレあるのかな?という人物。
画像引用メサイア -悠久乃刻-

f:id:noirdog22:20180417214709p:plain

サリュート(山田ジェームス武)▶【暁乃刻】【悠久乃刻】

北方連合版チャーチことボスホート出身の工作員。
彼についてはまじで本編で色々と散りばめられているので、ここでは何も言えない……つらい……観てほしい……観てくれなきゃやだ……。何言ってもバレになりそう……。
言える範囲のことだけいえば、殺陣は舞っているように美しいです!ま、間合いが広い〜!ってなります。
また、戦闘スタイルにも拘りがあるのか、「こいつは面白い」と思った相手とは二刀流のサバイバルナイフで近接戦闘を行います。これがまた綺麗なので観てください。
画像引用:メサイア−暁乃刻−

f:id:noirdog22:20180417214721p:plain

スーク(宮城 紘大)▶【悠久乃刻】

サリュートと同じくボスホート出身の工作員。
悠久から登場し、サリュートと行動を共にすることで度々サクラと対立します。楽しく戦闘♪な主義なのか、強い相手と当たるとめちゃくちゃテンションが高くなります。
あとナントカっていうカッコイイ名前の体術が得意です。横文字が覚えられません。北方連合では親御さんの地位が高いらしいのですが、いまいちボスホートに在籍していた理由が謎の人物。そこ深読みするとしんどくなるので、一緒にしんどくなりましょう。
画像引用:メサイア -悠久乃刻-

f:id:noirdog22:20180417214726p:plain

一嶋 晴海(中原 裕也)▶【暁乃刻】【悠久乃刻】

 チャーチの学園長兼係長。サクラ候補生たちの教育係ではあるものの、寄り添うタイプではなく、意図が読めないことも多々あります。そのたびに後述の黒子さんにほっぺたを抓られています。よく伸びる頬所持者。
かつてはサクラとして現場に居たそうですが、片足を負傷してからは教育側に回ったそう。メサイアは深紅ノ章に出てくる神北竜二。
言葉が少ない割に、その信念を貫く姿のせいか、サクラたちの信頼は篤いイケオジです。
画像引用:メサイア−暁乃刻−
 

f:id:noirdog22:20180417214739p:plain

黒子さん(小谷 嘉一)▶【暁乃刻】【悠久乃刻】

そう、オネエ。
黒子じゃねーんだよ、「黒子さん」って呼べよ。
彼が居るから瀕死で済むんだぞ。そうして私たちは二度目の観賞に立ち上がれるんだぞ。
「さん」をつけろよ、デコスケ野郎。 
ほんとに、メサイアの「彼が居てよかった」NO.1。チャーチでサクラ候補生らを時に温かく見守り、時にサポートしてくれる我らが黒子さんです。ただ本編中で明かされる過去はしんどいので、皆さん、きちんと彼に敬意を払うように。
画像引用:メサイア−暁乃刻−

 

 

 

 

 

 

とにかく気軽に「今」から観て!!!

「え~でも10作も続いてるシリーズって入りにくい」

「そんなに追いきれるかな…」

「途中から見るのってなんか気分的にイヤなんだよね…」

なんて思ってるあなた!

わ、わかる~~~~!!!

実際、それは私もめちゃくちゃ思ってました!
ただ私の場合はその「長いシリーズに途中から新規で入る」というたっかい高いハードルを「杉江大志くんの舞台が見たい!」という動機が越えさせてくれました。ありがとう、杉江くん。
そして越えてみた結果、「めちゃめちゃ気軽に見たほうがいい!!」という結論になったんですよ。
現状、私もまだ途中からしか見れてないし(鋼ノ章等、入手困難アイテムあり)、全部を把握できてるわけじゃないです。きっと、全部追いかけてる人からしたら、とんだにわかだと思います。
でも、そんな私でもこれだけは言える。

「今が一番最新だから!!!!!!」(二重表現)

この一言に尽きます。
今後も大きく展開していくだろうと予想されるメサイアシリーズにハマるなら、ほんっっとに今しかないんです。
どうせ見るなら、今見たほうが絶対楽しめるメサイアシリーズ。
そして、「途中からで意味わかる?」なんて不安を、冒頭からぶん殴ってくるキャスト陣と脚本と演出と…挙げたらキリがないのですが、本当に全部が素晴らしいんです。まじで。ほんとに。やばいから。
そういうわけで、ぜひとも気軽に見てください。

あと、これは暴論かもしれないんですが、

「やっぱり見るなら○○から?」

なんてことは正直まっったく無いです。

これもすでにいろいろ観てる人からすると「いやちょっとまって」ってなるかもしれないけど、まだメサイアシリーズを知らない人が見るなら、どれから見たってヴェルタースオリジナルばりに「それが貴方の特別なメサイア鑑賞経験」になると思います。

ありがたい事にメサイアは時系列順ではあるもののオムニバス形式。シナリオごとに世界観はきちんと説明されるし、シリーズでありながら一話完結というのは新規にとてもありがたいです。

ちらっと前述もしましたが、私にとっての初メサイアとなったのは「暁乃刻」でした。(後に前作:深紅を観ました)
ほんとに、初めてのメサイアを見終わって最初に思ったのは「こんな作品あり?」ってことで、その余韻は今も引きずっています。
私が観たのはまだたった4本のメサイアシリーズではあるんですが、私にとって、暁乃刻で卒業ミッションに挑んだ「白崎護」という人物の物語はすごく特別です。
余談ですが、ムック本「メサイア クロニクル」収録の演出家:西森さんが書いた「2人のメサイア:白崎護の場合」というテキストは本当に素晴らしかったです。暁乃刻で卒業ミッションに挑んだ白崎護:赤澤燈を主軸に、彼と彼のメサイアである悠里淮斗:廣瀬大介のことが書いてあります。たった1ページの記事ですが、それ以上の激情が詰まっていました。興味を持った方はぜひとも読んで頂きたい、単なる舞台裏、舞台解説以上の記事です。

さてそんなわけで、もし少しでも興味を持った方がいれば、是非とも、上質な作品に脳みそをぶん殴られてください。後悔はしないと思います。

これを読んでくださってる方の「今」が2018年4月なら、まだ月詠乃刻が生舞台で観られるし!

2018年4月以降なら秋には映画館で幻夜乃刻が観られるよ!

そしてもう映画も終わった2019年以降に読んでる方がいらしたら、きっと新シリーズが出てると思うのでそれを目掛けて鑑賞してみるのもありです!

もちろん、私のように過去作をDVDで鑑賞するのもありだし、コミックも小説もあるのでそっちでもいいですね。
私もこれからもっとメサイアシリーズにハマっていこうと思っています。
たくさん作品があって、いろんな媒体があるって、最初は「うわ、どれから手を出せば…」って尻込みしてたんですけど、今の私はむしろ「どれからでも気軽にメサイア世界へ足を突っ込めてお得だな!」と思ってます。

ありがたい~~!

というわけで、この記事がメサイアシリーズへ触れるきっかけ、とまでは行かなくても、少しでも興味を持つさわり程度になればいいなと思っています。

 

 

たのむ~~~メサイアシリーズの良さを分かち合いたいんだ~~~~!

ぜひぜひ、鑑賞してみてください!
メサイアはいいぞ。

 

 

 

 

今後(と直近)のメサイア・プロジェクト展開

■舞台:月詠乃刻(公演終了→DVD発売:2018年秋)

messiah-project.com

sumabo.jp

 

■映画:幻夜乃刻(2018/秋)

messiah-project.com

 

■ムック本:メサイアクロニクル

メサイア クロニクル

メサイア クロニクル

 

 

■コミック:メサイア ーCODE EDGEー

メサイア ―CODE EDGE―(1) (KCデラックス ARIA)

メサイア ―CODE EDGE―(1) (KCデラックス ARIA)

 

 

■小説:メサイア 警備局特別公安五係

メサイア 警備局特別公安五係 (講談社文庫)

メサイア 警備局特別公安五係 (講談社文庫)

 

 

■メサイア・プロジェクト公式Twitter
@messiah_project

 

 

 

 

 

 

Special Thanks! #おたく楽しい #にわか楽しい 

今回この記事を書くにあたってタグお借りしました!
めちゃくちゃ季節外れでしたが快諾いただけて嬉しかったです。ありがとう!

#おたく楽しい #にわか楽しい (主催:@shikishaa

adventar.org