いつも前のめり

好きなことを好きなだけ

新里宏太1stソロイベントに行ってきた話

こんにちは。東京の家賃相場など検索かけていたら2時間経っていて、時間の価値など考えてしまいました。皆様はひとときのフリータイムなどいかがお過ごしでしょうか。

 

さて今日はもう何年ぶり? ってぐらいに最高のライブを観てきたのでそのお話です。

いやほんとライブって最高、歌のパワーってすっげえ!!! ってなったので、その熱量のまましたためたいと思います。まじで、ほんとに、あの、その日の晩はめちゃくちゃ快眠できたし、なんだったら頭も良くなった気がするし、翌朝の肌の調子もここいち良かった気がする。(個人の感想です)

眠れぬ夜をお過ごしの方とかに是非読んでいただきたいと思って書いていますが、熱量をぶつけている分だけ言葉が乱れていますのでご注意ください。

 

それでは、以下感想です。

 

 

 

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私は長いこと二次元のオタクをやっているにも関わらず、ワンピースを履修していません。むか~~しに誰かが持ってきてた漫画を学校で回し読みした記憶はあるんですが、確か砂漠でなんかしてるところまでしか読んでなくて、同じくアニメも観ていないおかげか、オタバレ時に「えっ、漫画好きなのにワンピース読んでないの!?」と少なくとも10回は言われたことがあり、ワンピースに若干の私怨()すら持っていました。

 

そんな私がどうだ。

 

新里宏太 1stソロイベントの昼夜回で合計3回も「ウィーアー!」にコーレスして、そのうち1回は交互に歌うなど。

少なくとも2ヶ月前ぐらいには考えられませんでしたね。

それだけめちゃくちゃ楽しかったってことなんですけど、ちょっとここで「そもそも」の話。

 

時はさかのぼって2ヶ月ほど前の7月某日。

私はスタミュミュ2を観に、東京へ赴いておりました。そこでいつもどおり舞台を堪能していたんですけど、ミュージカルパートに入るたびに異様に上手い歌が聞こえてくるんですね。

よくよく聞いてると、それが空閑愁役の新里宏太くんだと分かりました。

これが、新里くんを初めて認識したときでした。
そっからは「えっ、歌うま、ダンスもうまいし、どうなってんだ、顔もいい…神様はあまりにも不公平だ…」って嘆きながら、気付いたら楽天ブックスで彼個人のCDを買っていました。

そして届いたCDを聞いて二回目の衝撃なんですけど、
空閑愁の声にあわせて普通に上手く歌ってらしたからそれが通常の音程なのかと思いきや、CD音源はオクターブ高いぐらいで歌ってらっしゃるんですね。

「えっ、こっちが普段の音程なの???」

ってめちゃくちゃビビりました。フレディかよ。

CDを手に入れたのがちょうど東京公演と大阪公演の間ぐらいだったので、
CD音源聞いてからの大阪公演で聞く空閑愁音程はそれはもう「よくこんな低い声であれだけ歌えるな……」ってめちゃくちゃ感心しきりでした。

あとから星箱ラジオで、御本人も「空閑愁の音程低くて苦労した~」等と仰ってたので、やっぱそうだよな~~~そういう努力が見えるところ好き~~~ってなって、気づけばライジングプロダクションのメルマガを毎日受け取る民になっていました。
(毎日、所属タレントの情報送ってくるメルマガほんとすごいと思います)

 

そしてスタミュ音源や個人音源ききながら毎日を過ごして、いよいよ8/26。

1stソロイベントへ赴くべく、原宿へ向かいました。

 

会場は、【原宿駅前ステージ】という、普段はアイドルが活動されてるところらしいのですが、ランウェイのある変形ステージで、何よりめーーーちゃくちゃ近い!!!びびる!!!!!

かつて15年ほど某滋賀のカラダが夏になる方を追いかけていた時、ツアー大ラスに最前ドセンを引き当てたという、たった一回の成功体験が唯一の自慢だったのですが、そんなの目じゃないぐらい近い…………

この近さであの歌ウマを浴びてしまうの……???

と、わずかばかりの生命の危機を感じながら、いざ始まりました、ソロイベント。

 

ところで、皆さんが「感動する歌」ってどんな歌ですか?

間違いなくこれ、人によって色々ありますよね。
「歌詞がいい」とか「リズムが好き」とか「メロディがエモい」、「声がいい」、「歌がうまい」等々、キリがないくらい。

私は圧倒的に「歌唱力(歌が上手い」という点で感動します。

これは完全に親の教育だと思うんですけど、私の母は世界を代表するバンドの一つでもあるQUEENのオタクをしていまして、私もその英才教育を受けていました。
そして思春期真っ盛りのころ、歌の歌詞の意味を考えるよりも前に、フレディの圧倒的歌唱力に感動して涙を流す、という経験をしたんですね。

当時はもうフレディはこの世を去っており、かつての歌声をCD音源にしたものを更にMDに落とし込んで、安売りのコンポで聞いてたので、音質の問題云々ではなく、ほんとただ純粋に「歌が上手い」という理由で泣いていました。

赤点ばっかりとってた私は英語の意味だって大して分からなかったのですが、彼の歌声には異国の歌詞や想いや情熱を、日本人の中学生女子にぶつけきるだけのパワーがあったんですよね。

だからこの「歌が上手い」というのには、もちろん「技術的に歌が上手い」という意味も含まれてるんですけど、私にとってはそれ以上に、「脳みそに直接届く歌」または「考えるよりも感じさせられる歌」というなんかブルース・リー的な意味合いが強いです。

そういう理由で、私は「歌が上手い」人が大好きです。

 

そして、新里くんの歌は、まさにそれだと思いました。

 

歌が上手い。本当に上手い。

ちなみにテクニックが、って話なら、アコギをバックに歌った6曲のアレンジラインナップが

1)LA・LA・LA LOVESONG(久保田利伸

2) 夜空ノムコウ(SMAP

3)茜色染まるころに(Lead

4)オリビアを聴きながら(杏里

5)HEROISM++(スタミュ

6)奏(スキマスイッチ

 ということからお察しのことと思います。

だってこれ全部歌上手くないと歌えなくない??? スナックとかで酔っぱらいのぐだぐだおじさんに歌われたら「おねがい、ママ、こいつを止めて!!」ってエーンって泣きながら懇願して新しいボトルおろしてしまう。

というか私は、1st ソロイベントのオープニング曲を除けば一発目から、このアコギアレンジ6曲を歌い上げてしまうという、その「これぞまさにプロ!!!!」みたいな気概に興奮して沸いてしまうわけです。

しかも彼、この直前まで「ブラックボックスから単語の書かれた用紙を引いて、その単語をシチュエーションコントにアドリブで入れる」(※後述)という【難易度 鬼】みたいなコーナーを15分ぐらい全力でプロの芸人さん相手にさせられてたからね。

あのコント(会場めっちゃ爆笑だった)のあとで、「では1曲目なんですけど」って、いきなり見せられて聞かされて沸かずにいられようか……。しかもアコギアレンジて……。

そして話戻って、この選曲ですからね。

だからもう、テクニック云々は言わずもがな「え、最高…」ってことなんですけど、
何よりやっぱり「うまく歌う」というより、「歌声に歌詞を乗せる」のがものすごく上手い人なんだなって思いました。

それは、唯一オリジナル楽曲を存じないまま聞いた「茜色~」で号泣してしまった時によくよく感じました。

公演終わりの新幹線でこの楽曲を早速iTunesで聞いて、やっと歌詞の内容を知ったんですけど、これまたすごく良い歌なんですよね。

でもこの歌詞をきちんと知る前に、「茜色~がどんな歌なのか」は、新里くんの歌声で理解してて、それが思わず泣いてしまうっていうのにつながったんだなぁって思いました。

まさに、フレディが異国の言葉をぶつけてきた「歌」みたいに。

 

本当に、彼に魅せられた1stソロイベントでした。

 

その他、彼個人の楽曲の話や、エチュードコントがやばかった話なども追記したいんですけど、今はなんかもういっぱいいっぱいなのでとりあえずこの辺で。

 

【追記(8/29)】

その他、書き足りなかった部分も、これもまた熱量のままに追記です!

 

まずトークコーナー。

これが冒頭の「ウィーアー!」後に30分ぐらいあったのかな? おそらくそれぐらい。コーナーとしては3つあって、「お題に沿ったテーマトーク」「エチュードコント」「プレゼント抽選」なんですけど、この2個目の「エチュードコント」のやばさ。

「テーマトーク」はそのまま、箱から引いたお題(「ツイてる話」とか)で、スタミュの話とか、私生活や趣味、見える話とかされてました。

「プレゼント抽選」も、客席番号を箱から引いて、当選したら終演後にツーショットチェキというラッキーなやつ。これもコーナーとしては普通ですよね。

やばいのは「エチュードコント」なんですけど、前述もしたとおりこれが「ブラックボックスから単語の書かれた用紙を引いて、その単語をシチュエーションコントにアドリブで入れる」というやつ。

ブラックボックスに入ってる単語は、開演前に「好きな単語を書いて入れてね!」というメッセージと箱が受付においてあって、わけも分からず観客達が入れていった圧倒的ランダムな単語たち。
そして「卒業式」や「病院」や「取り調べ」や「別れ話するカップル」といったテーマ(その場で相手役の芸人さんが考えたやつ)に沿ったアドリブコントをしながら、要所要所でその単語を引いてストーリーに盛り込んでいくというこの企画。多分なんですけど、プロの芸人が企画でやったとしても相当の地獄が予想されるやつを、おそらく客と同じタイミングで知らされて、やらされる新里くん。

ものすごい無茶振りだ……。

ちなみにこの時点で私はかなりドキドキして(スベってこのステージが地獄になっても頑張って笑おうと思って)たんですけど、蓋を開けてみたら、「えっ、この子なんなの!?」ってぐらい、めーーーーっちゃくちゃ面白かったです。

これはソロイベ行くまでの圧倒的偏見なんで許してほしいんですけど、
新里くんがこんなにペラペラ喋って、アドリブがんがん付けて、バチバチに演技できると思ってなかったんですよね。めっちゃすいません。

確かにスタミュミュ2は観てたんですけど、言い換えれば空閑くん役しか観たことなかったので、こんなに多彩なのかとビックリしました。

あと、トークやアドリブも、星箱ラジオやラジオ公録、LINE LIVEは観たり聞いたりしたものの、アドリブ力ってそんな分からなかったので、まじで「これは圧勝では??」と、謎のTOTO予想をしてしまいました。

いやほんと、2019年スタミュ レビュー公演がますます楽しみになった!!

 

そして私はこれを声を大にして言いたいんですけど。

このソロイベで「トークを先にやって、歌をあとに演ろう」って言った人。
あまりにも天才。

もしご本人だったら、感涙する。

 

というのも、トークと歌のギャップが過ぎる。

マリアナ海溝ぐらいギャップがある。

私は割とこじらせているオタクなので、そういうの大好きなんですね。

 

つまりどういうことかというと。

歌に関しては、前述でしこたま書いたのでシンプルに述べるんですが、とにかく「歌がうまくて完成度が高い」んです。
完成度って終着的な意味ではなくて、仕上がりって意味です。

とにかく彼の歌って「現段階の仕上がり」が凄いんですよね。
「もう伸びしろ無いぐらい完成してま~す」みたいな。(でも、以前の個人楽曲と現在の歌聴き比べるとべらぼうにアップデートしてるので、そういうプロながら進歩してるところが垣間見えるの良さしか無い)

だから、「わーーあとちょっと、ここだけどうにかして、そしたら完璧! がんばえ~~!」みたいな応援するような気持ちではなく、頭空っぽにして圧倒的に「上質な歌うま」を頭から全身に浴びて心揺さぶられて、なすがままに泣けるわけです。

それが私が観た彼の歌だったんですけれども。

けれども、トークよ。

 

「なんだこのベイビーは」

 

ってなる、全人類の弟、もしくは孫感。(個人の感想です)

アドリブができるとか、めっちゃ喋れるとか、演技がうまいっていうのとはちょっと別次元で、かつ、拙いという意味では決してなくて、なんかどうしようもなく「ベイビー新里宏太」が見えた気がした。

だから昼公演で、

ベイビー新里宏太 → 圧倒的歌うまアーティスト新里宏太

っていう、アーティスト終わりのあとに、
夜公演でベイビー新里宏太に再会したときの気持ち。

ちょっと言葉で言い表せない。

頭が完全にパニックに陥って、歌パートに入ってから昼より泣いた。

とにかくなんか、「え?????」ってなる。

なんか良い例えが浮かばないんだけど、錯視に気付いたときの気持ちよさ? アハ体験?? ちょっと違う?

でもとにかく、ベイビーなトークで散々楽しませてもらったあとに、
あのプロでしかないアーティスト新里宏太を観れたのがチョ~~~~~楽しかったわけです。

この順番考えてくれた人ほんとありがとう。

彼の魅力がべらぼうに伝わってきました。

 

そして彼個人の楽曲についての話なんですけど、
どうしても音源化されてない曲の音源がほしい……っていう感想になってしまう…。

なぜなら煽り曲を100%覚えて現場で聞きたいから…。

めちゃくちゃ楽しい曲なのに、昼は初見で、夜は覚えきれてないっていう自分がすっっごい悔しかったです。

リベンジ誓って、自分でできる努力はめっちゃするので、
どうかライプロ様におかれましては音源化のご検討宜しくお願い致します。

 

その他、「君の瞳にロックオン」と「Hands Up」は、CD音源より引くほどアップデートされてる「現在の新里宏太ver」が聞けたのがすっっっごいアガりました!!!

CD音源聞いたときも「は~~~? うめぇ~~~~~」って語彙力なくして興奮してたんですけど、その当時の100%を超えて、しっかりアップデートしてきてるの最高って思いました。

なんかこう、スポーツ選手らが常に過去の自分に挑戦して記録を塗り替えて、その都度のインタビュー等で「以前の自分には負けられない」といったことを答えてらっしゃるのを聞くにつけ、「すげぇな~~」と思うんですが、それに近い感動というか。

スポーツと違って歌に点数や記録はないわけですけど、
間違いなく当時のCD音源とは違った新里宏太の歌があったし、それをめちゃくちゃ好きだ!って思いました。

こういう過去曲と現在の違いを堪能できるのも、
LIVEパフォーマンスならではって感じで、すっごい楽しかったです。

 

というなんかもう、満喫しきりの1st ソロイベントでした。

 

 

そんな彼、新里宏太くんが、ソロイベの振り返りと称して
8/31 21:30~ LINE LIVEやるらしいので、興味持った方はぜひ。

 

 

歌ってほんといいな~~~

では、また。