いつも前のめり

好きなことを好きなだけ

犬とプールサイドの風

冬は朝の8時ごろにプラプラと散歩しているんだけど、もう7月ともなると全国どこもかしこも熱中症アラート連発だし、私の居住地域も8時には日向だと30度を超えている。

だから、ドッグオーナーの宿命ともいえる早朝散歩をしてるんだけど、6時台でギリ26度~28度くらいかな、という気温。

なるべく木陰やタワマン周辺など、影とビル風を狙って散歩コースを組んでいるのだけど、それでもなかなか厳しく感じる。

とはいえ犬にとっては、これくらいならまだ「散歩楽しい!」が勝っているようで、毎朝ニコニコと歩いていて可愛い。

完全に夜型の私だけど、まああのニコニコには変えられないので、どうにか6時台に起床して、犬の熱中症とアスファルトの熱さにとにかく意識を集中させながら散歩している。

 

そんな気を張りまくった早朝の散歩中、日陰に差し掛かった頃合いにサーッと風が吹き抜ける。

汗ばんだ肌には、これがもうとにかく気持ちいい。

暑いんだけど、「すずしー」って思わず声もでるくらい気持ちいい。

 

そんで、この涼しい風を浴びていると、ふっと思い出すのが小さい頃のこと。

夏になると、親だとか、友達んちに混ぜてもらったりしては遊びに行った市民プールの記憶だ。

メインの流れるプールと小さなプールがいくつかあるそこは、一定時間ごとに休憩があって、その間は誰もプールに入らずにプールサイドで休憩することになっていた。

そのあいだ、私はよくフランクフルトやきつねうどんを食べていたんだけど、これがまた冷えた体にめちゃくちゃ美味しい。

あれは塩気もちょうど良かったんだろうな。とにかく馬鹿みたいに、この2つのどっちかを食べてたんだけど、それを食べながら、誰も泳いでないプールサイドで感じた風が、まさしくこんな感じだった。

すずしーって、思わず声が出ちゃうかんじ。

夏の日差しは容赦なくて、気温だってプールに入るくらいだから暑かったはずなんだけど、そんな中で吹いてくる風のひんやり心地良い感じ。

あれほんと気持ちよかったなって。

 

で、それをいま朝6時の散歩中に浴びてるわけ。

6時かあ、すくなくともあれ昼以降だったと思うけど、いまは6時じゃないと無理かあって。

夕方以降に散歩へ行くにも「お、蝉が鳴いてるから涼しいぞ」って、雨上がりのカラスみたいに、蝉の鳴き声で判断してる始末。

今日も不要不急の外出は控えてねってお達しが出てるけど、ほんと、夏ってこんなだっけって思ってる。

どうにか今年も、生き抜けますように。ガチ目にそんなことを思いながら、明日からは5時台起床に突入かな、と思ってるよ。

 

各位もどうぞ、お気をつけて。