ほ~~~~ん
って感じです。
いやなんのこっちゃってかんじだと思うんですけど、自分で自分に「ほ~~~~ん」ってなりました、この1年。
今日という日に合わせて、なんかその気持ちをアウトプットしようかなって思った記事です。
タイトルどおり、なんかすっかり舞台ヲタクになった私から、非舞台ヲタだった私へ向けた活動報告みたいな感じです。マジで自分のなかにミリも無かった思考や嗜好や行動ばかりの1年だったので、すごい楽しくてあっという間で、あとビッグバンの連続でしたね…。
何しろそれ以前の自分に、欠片も舞台や若俳にハマる要素無かったので、なんかその謎を解明すべく、我々はジャングル奥地へと足を踏み入れた……みたいな内容です。ではどうぞ。
(観劇した舞台や、イベントの記録ではないです)
2018年3月21日
ピンと来る人は多分地球をまるくかいてた人だと思うんですけど、ヘタライ千秋楽です。たぶんそこが分岐点…。
かくいう私もヘタライ観に行ってまして、これでもかってぐらい、まるかいて、トークに腰いわしそうになりながら泣き腫らした顔面で帰宅した者です。
ただまぁ生粋の二次元ヲタクで、そりゃもうウン十年と二次元にて活動しておりまして、しかもどっちかといえば、いわゆる「2.5」には眉を顰めていた人でした。そんな中でのヘタリアの2.5化は、まぁ横目に眺めて、自分には関係ねーなって感じで斜に構えてたクチなんですけど、それでも一番好きな「フランス」と「スペイン」が一緒に舞台に立つらしいという情報に、GWから劇場へと赴くことに相成りました。
いやもうこれには、今となっては感謝しか無いんですけど、キャスト・スタッフ・演出脚本の皆様の手腕により、それはそれはすげぇもんがご用意されていて、メチャクチャに楽しませていただきまして、なんだったらすぐチケット増やしたんですよね…。
先入観ってこえ〜〜〜ってなったイチ場面でした。
ただ、それはあくまでも「自分の好きなキャラが動いてる~~~」みたいな興奮とミュの楽しさのみで、ツイ廃でありながら、公式以外のTwitterをフォローするということもありませんでした。その時はまだよく分かってなかったので、キャラと役者さんを同一視してしまいそう、というブレーキもあったんですよね。
そして、そんな様子のまま、ヘタライまでひたすらフランスとスペインに沸き、ブロマイドやグッズもその二カ国分(二カ国?)のみを集め、きたる2018年3月21日も、あくまでその延長線上として過ごしました。
過ごしたんですけど、まぁこのツイート見てほしいんですよね。
23:43 - 2018年3月21日
キャラ推し抜きにして言えば、ミュで1番好きなのが杉江くんのにーになのでほんま嬉しかったし、軽率に他の公演も観たくなった……なんだあの無垢な笑顔は……心が浄化される……
— OH!さかなダンサー (@fish_dancer) March 21, 2018
多分、私の心のなんかが、ほんとに浄化されたんだと思うんだな…。
さかのぼって、唯一見つけた片鱗らしきものがこれなんですよね。ただ、あとは特に何かツイートしてるとかではなく、「だったらメサイア見たらいいですよ」って勧められるままに22日にアマゾンで買って、23日に視聴し始めるんですよね。
メサイア見るよ〜〜😆🙌暁なんとかってやつ
— OH!さかなダンサー (@fish_dancer) March 23, 2018
何も知らないので、メサイアを観るテンションではない(スパイものであることすら知らんかった)
この約1ヶ月後にあんな布教記事書くこになってるなんて全く知らない顔してる
この間にまじでなにがあったか良く分かってないんですけど、なんだったら、ヘタライ終わりに某俳優推しの友人に「若俳ヲタク大変そう」っていうのを散々話して別れてるんですよね…きれいにフラグ回収してしまったな…。
そしてメサイア 暁乃刻を観賞しはじめて、実況があまりに煩すぎたのか、以下のツイートを最後に本垢から追い出し食らって、今の舞台アカウントができました。
手が
— OH!さかなダンサー (@fish_dancer) March 23, 2018
お分かりですね。いつきくんがようやく目覚めて、有賀さんに抱き起こされたまま、彼に手を伸ばしたシーンですね。
流れがきれいすぎる。
ただまぁ、なんかそんな感じで、「メサイアやべぇ」となり、既に取っていた(なんで暁観賞する前に確保してたのかは謎)月詠のチケットを前に、「やべぇもんを観ることになったぞ」と武者震いしながら、舞台ヲタクへの道を歩み始めたのでした。
(その後、悠久を観てさらにやべぇとなって、布教記事を書きました)
私は何にハマったのか?
これほんとしばらくは、よく分かんなかったんですよね。私は一体何にハマったんだ…? ってなってました。
まずもって、「メサイア」という作品にはかなりすっぽりハマってる自覚はすぐにあったんですよね。世界観も好きだし、それに関わるものすべてをひっくるめた「作品」としても大好きだし、できればずっと考えていたいなって思う作品なんです。
「はぁ…メサイア…好きだ……」
って、軽率に窓際で頬杖ついて恋患ってしまうので、間違いなくハマってると思うんです。
じゃあ此処一年の転機をもたらしたであろうヘタミュは?っていうと、やっぱりこれも好きなんですよね。
まず最初にヘタミュ観たときの感想が「えっっっっt、歌うの!???もしかして、ヘタミュのミュって、ミュージカルのミュ!??」だったレベルの私からすれば、鑑賞会したり、引き続き音源聞いたりしてるので、だいぶ好きだなという自覚もあります。というか、他に「ヘタミュのミュ」をなんの「ミュ」だと思ってたんだろう…。
ちなみに、突然歌い出す現象(ミュージカルなのであたりまえ体操)には、10分ぐらいで慣れました。これに関しては、昨年の秋に「DIVE!!」という舞台を観たいのですが、そのときも「えっっっっっっt全裸!?(海パンは履いてる)」と、開演直後に度肝を抜かれたものの、5分で慣れたので、まぁそういうことなんだと思います。
板の上の魔法にかかれば、突然歌おうが、全裸(+海パン)だろうが、作品が良ければ基本的に「そこじゃねえ」という感想に行き着くのだなと思いました。余談ですが。
というか、話戻って、ヘタミュに関してはまぁそれ以前から「好き~~~」っていうライトなファンだったので、特にこれといった特筆事項ではないんだった。
じゃあメサイアばっか追いかけてた1年かっていうと、やっぱりそこは違くて、どちらかといえば、推し(という言葉が正しいのか実はよくわかんないんですけど、便宜上、とりあえずこれで)の舞台とイベントを追いかけていたなぁと思います。
つまり、推しにハマったということになるんだと思うんですね。
ただ、その「推しにハマった」というのも、割と長い間、断言するにはしっくりこない、という日々を過ごしていました。
例えば以前に1X年ほどゴリゴリ推してたアーティストの場合はわっかりやすかったんですよね。とにかく現場至上主義みたいな感じで、ライブ、音源、各種雑誌、以上って感じで。ツイッターの更新もあったけど、仕事の告知しかなかったし、ファンクラブの会報も似たような感じだし。あとトークイベントとかもそんな無いので、プライベートってほんと見えなかったんですよね。(自ら情報収集することもなかったし)
なので、はっきりアーティストであるその人にハマったって言い切れたんですよね。
それが一方この一年ですよ。
行った現場といえば、
・舞台(各種)
・写真集のお渡し会
・トークイベント
・バースデーイベント
・カレンダーお渡し会
・番組の公開録画
・ファンミのゲスト出演
・DVDのリリースイベント
とかなんですよね。
そしてチェックしているメディアは
・Twitter(本人、公式)
・公式
・配信番組各種
・雑誌
等と、舞台関係以外にもたくさんあって、以前の自分の推し方?摂取する情報の違い?にすごい慄きました。
そして情報を浴びるほどに「私はいったい何にハマったんだ…?」って謎も深まっていきまして…。
まぁ以前のアーティストと活動領域も活動の仕方も違うので、一概に比較できるものでもないんですが、なにせ主観が同じ私なので、戸惑いはそれなりにあるわけです。
なので一時は齎される情報量をひたすら受動的に摂取し続けることに、まぁまぁ振り回されていた気がします。は~~これが情報社会ってやつね!!っていうのを頭からひっかぶったような心地でした。なんといっても、能動的にならずとも、かなりの情報がバンバカ入ってくるもんだから結構ビビったんですよね。
ただそんな中でも色々なイベントへ行くごとに、主観と客観視努力のはざまで、それなりに自分のメンタルのバランスも取れてきて(まだかなりミーハーだと思うんですけど)、今はなんとなく納得のいく意志?自我?を持てた気がします。
というのも、イベントなどにも行くには行くし、本人発信の色々なメディアも観るんですが、その動機の大きな部分がどちらかといえば「作品に掛ける想いやプロとしての話」を聞くのが好きだからなんだなと、こう色々聞く中での取捨選択をしていって分かったからなんですよね。もちろんフリートークなんかも楽しいな~と思いながら聞くんですけど、セブンルールとかガイアの夜明けで取材されてる人の休息時間を垣間見てるような心地というか。それは例えば、時折発信されるプライベートっぽい情報も、自分がビジネス用のFacebook更新する感覚かな……って腑に落ちたというのもあるかなぁ。なので純粋に「更新してくれて有難うございます〜」って素直に思えるようになりました。
まぁ、冷静になれば「そりゃそうだろう」みたいなことなんですけど、以前の推しとは得る情報の内容が大幅に違うもんだから、気付くのが大層遅れました。(誰に向けたものかは同じだったのにね)
あとはこう、あふれる情報を受信したときに、自分の中でそれをどう処理できるか、みたいなフィルターの数が増えた気がします。当初はマジで1個ぐらいしかなかったので、我が身を省みてかなりしんどい……。
とはいえ、気づけたことは大きな一歩だな、と自分では思っています。
だからこそ、「”役者:杉江大志”にハマった」んだと、今は誰に聞かれてもちゃんと答えられるなって思いました。
(当然ながらこれは、あくまで私の自意識だけの話です)
この一年という期間は、当初はただ熱に浮かされたみたいに「ハマったー!」と声を大にして、受け取る情報すべてをそのまま摂取・消費していた自分を、だいぶマシなものにしてくれたかなぁと思います。そして当時の自分には「もうちょっと落ち着いて」と、言えるものなら言いたいなぁ……まじで
何はともあれ情報の溢れる今だからこそ、受け取る側(観客、ファン、消費者 等)の立ち位置というのも明確にしておいたほうがいいなと改めて感じた次第です。でないとほんと、いつか自分も大きくやらかす側に立ったっておかしくないぞ、という危機感は常に隣り合わせだなと思ったりもした一年でした。
特に、二次元を消費してきたヲタクにとっては、なかなか考えされせられて、かつ、自分の道徳と倫理を試される一年にもなったなと思います。(もちろん二次元の向こう側にも人が居るので、それも忘れたら駄目ですね)
それこそ、ハマった当初は何かしらやらかしてる気がするので、あまり自分の言動は振り返りたくないですね…。自戒します…。そしてこれからも、気付いて補正できる自分でいたいですね……。
ファンには簡単になれるけれども、時間や金銭的な問題もひっくるめて、ファンを続けることはそう簡単じゃないな~と、そう思わせてもらえた経験は本当に有難かったです。
あとこんだけ書いといてなんですけど、別に何かあったとかでは無いです。
チェキ
あれはほんと、不思議なものでさぁ。
そもそもチェキって結婚式の二次会でしか撮ったことなくてさぁ。システムは知ってるけど、まぁそういう特典があると分かったときは「は~なるほどね~~」ってなったんですよね。
そんでまぁ臨むわけですけど、それはそれはもうまず、準備が大変。
いやチェキもイベントも主催が自動でやってくれるので、我々は列に並ぶだけなんですけど、そうじゃなくて、みんな知ってることなんですが、まぁチェキって写りが悪い!!!!
は?なめてんの????ってぐらい写りが悪いんだわ。しかも局地的に悪くて、具体的には自分の顔面がやべぇ。(人のを見せてもらったときはそんな思わなかったので、私だけかもしらんけど)
そのヤバさがどれぐらいかっていうと、インフルエンザ二日目の高熱出してるときですらここまでじゃないってぐらいすごい。
推しは良い。
驚くことに、推しはチェキなどものともしない、それはほんと凄いなって、いつも「はぁ~~~」って北島三郎なみに唸ってる。
「なるほどなぁ~」って声が出るぐらいの、アレがある。感慨が。
でもほんと、自分やべぇ。初めて撮る前に、さんざん「あれはやべぇ」と言われて恐怖のどん底のままイベントへ赴いて、そもそもイベント自体が1分1秒「やべぇ」の連続だったんだけど、いざその瞬間って「隣におわしますは、推し」じゃないですか。
「この人があの…」
という、感動と緊張を全身に浴びてるうちに撮影されちゃうじゃないですか。
だからもう、せめてその瞬間には何も手間取ることなく映してもらえるように、推しの隣へフレームインできるように、下準備をするわけですよ。
その準備が、ま~~~~~~大変!!!!!
せ
め
て人間らしく
って望みがそんなに高いもんかな〜〜〜〜???ってぐらい、人権がないので、そりゃ必死。
おかげで、去年はめちゃくちゃ美容垢をフォローしたし、コスメ買い漁って、服買って、美容院行って、ほんと色々した。(これでもほんと色々やったほう)
やあやあ我こそは経済を回す者なり、という自負のもとで色々やった。
けどほんと、敗北に次ぐ敗北で、勝てた試しがない。
それでも私は前を向いて、立ち向かい続ける。そうしていつか、至高のチェキをこの手に取ってみせる。チェキだけに。
まぁそれは置いておいて、どうしてそこまでしてチェキを撮ってしまうのか…。この1年で今までに無いってぐらい、自分の顔が映った写真みたよ…。推しだけでいいじゃん……。なんで自分まで……。普段全然撮らないのに…。やべぇ顔で映っちゃうの分かってるのに…。
なぜチェキは……。
まぁ、撮っちゃうんだよな~~。
なんやかんや言うて楽しい
これに尽きるんですよねぇ。
この一年、ほんとあっという間でいろんな舞台みて、イベント参加して、配信みて、とかしたんですけど、「ワーー」って思ってる間にもう一年ですもん。
推しの作品やメディア活動を観るのはほんと楽しいし、いまや、やる気の源にもなっています。
もちろん、それだけで生きているわけではないので、まぁまぁ凹むときもあるんですけど、そんな時に限って週末に観劇予定があると、ある程度の回復はそこで図れちゃうんですよね。なので、ならしてみれば、すーげえ楽しい一年だったなって思います。
そして、この一年で新たに出会えた人たちにもほんと感謝しかないです。
「現場にいくと誰かいる」っていうのも、嘘だろって思ってたけどほんとにそんな感じだし、同じ好きを共有できるのがこんなに楽しいもんか!ってめちゃくちゃ思いました。
ありがてえ~~~~。
あとは、そんな自分を指して「楽しそう」と言われることが増えたのも、わりかし自慢です!
言われる度に、いや実はさ、と話せることがあるのはとても良いことだなぁと思うので。
総評:
なかなか上々な一年でした。引き続き宜しくお願いいたします!
かしこ
2019年3月21日
ワタシより