いつも前のめり

好きなことを好きなだけ

夏が始まり日は傾ぐ

夏休みがはじまったばかりの7月。

まだまだ夏はこれからだー!という威勢に溢れ、セミの大合唱も相変わらず凄まじい。

ジワジワジワジワと、朝の散歩のたびに桜並木を通りがかると、まさしく目も覚めるくらいの蝉時雨が降り注ぐ。

およそ、これがあと1ヶ月は続くのか~と、お盆もまだ少し先とあって、続く暑さに気も滅入ったりする。

それでも、夏至はとうに過ぎていて、太陽がおわす時間も少しずつだが確実に短くなっている。

たとえば今朝の散歩で、ふとそのことに思い至った。

毎朝ワンズと歩く散歩道。

この道に差し掛かるのは、ほとんど決まって6時半くらい。

だから見える景色もだいたい同じなんだけど、ふと、並ぶ犬たちの影が昨日や一昨日より少し長いように見えた。

そしてこの季節はお決まりのように、街路樹の影から出たら死んじゃうってくらい、影の中を歩くんだけど、その影の位置もすこしだけ長く、そして南西へと移動している。

ということは、昨日や一昨日よりも、すこ~~しだけ日の出が遅かったのか。

そんなことを思って、調べてみると、昨日よりも1分、一昨日よりも2分だけ日の出が遅いようだった。


(参照:国立天文台

こうやって暑い暑いと耐えている間にも、夏は着実に終わりへと向かっているらしい。

犬のクッションを洗う

暑すぎる休日に何をするかってね、そりゃもう、犬のクッション兼ベッドを洗うんですよ。

災害級の暑さのおかげで半日もかからず乾くので非常に助かる、それだけはほんとにありがたい。

というのも、うちの犬ことエルはどちらかといえば気難しい性質。なので、お気に入りのクッションベッドを洗うタイミングはめちゃくちゃ気を使う。

まあそれを言い訳にするのもどうかって話なんだけど、おかげで洗う回数は限られ、いつも苦労しながらどうにか洗ってるんだけど、今回試した手順がめちゃくちゃ臭いも汚れも落ちてスッキリしたのでメモ代わりの記録です。

 

これまでは、犬用の洗剤とか、オキシ漬けなどやってたんですが、犬用洗剤だといまいち汚れ落ちが中途半端な気がするのと、オキシはマジで温度管理がだるい。

あとこれは私の落ち度なんですが、今回洗うのは半年ぶりのベッド。

まあまあかぐわしい仕上がりになっており…。

しかもこれ、買い替えようにもどうも廃盤らしく…。

なので(?)、せっかくだしと、ちょっと手順は多めに念入りに洗った成果、誰かの助けになるといいな。

 

■今回使ったもの

・タライ

・固形石けん

・炭酸ソーダ(炭酸塩):セスキ炭酸ソーダでもいい

・オスバンS

・洗濯用洗剤(無香料)

それぞれの使用した理由と手順を書いていくわよ。

 

 

手順1:水でとにかく踏み洗い

まずは予洗いの予洗いとして、風呂場で思いっきり水かけて踏み洗い。これだけでも、汚ね~色の水がザ~っと流れていって、「わ~」ってなりました。

どれくらいの色かっていうと、セーヌ川くらいかなあ。趣あって、わ~ってかんじ。

あとはホコリや毛、なんか隠してあった食べ残しも取っていきます。

 

 

手順2:固形石けんで予洗い

固形石けんの洗浄力最高!!!!

私が使ったのはこのミヨシの「無添加白いせっけん」。1個100円くらい。激安。石けん素地のみで、アルカリ助剤は入ってないんだけど、それでもしっかり汚れを落としてくれるので愛用してます。

とりあえず買っとけば、床拭きにも使えるし、もちろん手洗いにも使えるからオススメ~。

石けんをガシガシこすりつけて、泡立てながら洗い、しっかり流水で流します。雑に洗っても、あんまり生地がガビガビしないのもいい。

 

 

手順3:オスバンSで漬け置き

これは主に殺菌消毒の目的です。汚れを落とす作用はないので、注意が必要。あと、石けん成分と混ざると殺菌作用が弱まるらしいので、手順2の石けん成分はしっかり洗い流しておく必要があります。

ただ、今回洗ったベッドは、まあ前述の通り半年ぶりのやつで、臭いもまあまああるんですよね。で、臭いの主な原因ってあまり直視したくないんですけど、殺菌消毒で撃滅できる場合が多いんですよね~……ネ……

なので、今回はタライに水を張って、オスバンSを500~1000倍にうすめて3時間ほど浸け置きました。

▲使用したタライはこれ

浸け置きで消臭除菌できるという点でいえば、オキシ(酸素系漂白剤/過炭酸ナトリウム)と同じような目的で使えるんですけど、なんといっても価格も安いし、なにより水で浸け置きできるのが利点。オキシの場合は40~50度のお湯が必要なので、温度管理の必要がないというのは、夏の大物洗いには助かりました。

それにオスバンSめっちゃ安いしね…。薄めて使えて、1本700円くらいかな? 手指消毒や住居消毒、調理器具の消毒などにも使えるのでオススメ~。

つけ置いたあとは、これもしっかりすすぎ洗い。オスバンSの成分であるベンザルコニウム塩化物(逆性石けん)は、犬用の消毒やペット用消臭剤等に配合されてたりするんですが、とはいえ残存していると犬に影響がないともいえないので、これもしっかり洗います。
ちなみにこの時点で、ほとんどニオイはしなくなり、洗い流す水も透明になりました。
 

手順4:炭酸ソーダ(または、セスキ炭酸ソーダ)に浸け置き

まだ浸け置きすんのかい!って感じですが、ここからが普通の洗濯手順。
手順3までで、予洗いと消臭消毒が済んだので、本格的に汚れを取っていきます。洗剤はなるべく使いたくないので、洗濯はアルカリ洗濯で、溶剤は炭酸ソーダ(炭酸塩)を使用。なければセスキ炭酸ソーダ(炭酸ソーダよりはphが弱い)でも。

アルカリ洗濯は皮脂汚れやタンパク質汚れと相性がいいんですよね。

ざっと撹拌させてから、たっぷりの水と一晩浸け置き。

翌日、またしっかり踏み洗いしてすずぎます。

ちなみにこのベッド、ポリエステル(化繊)なので再汚染が心配ではあったんですが、予洗いと事前の消臭消毒が良かったのか、しっかり汚れ落ちしてくれました。

 

手順5:仕上げに洗濯機で洗う

もうここまできたら、臭いもないし、すすぎの水も汚れてないしエエ感じではあったんですが、今回は念入りに洗うのが目的なので、仕上げに機械の力を借ります。

そう、人類の叡智、洗濯機です。

洗剤は石けん百科さんの界面活性剤不使用ナチュウォッシュ(無香料)を使用。

www.live-science.co.jp

犬への影響を考えて、普段から自分の洗濯もアルカリ洗濯か、こちらのナチュウォッシュを使用しているので、汚れ落ちに関しては信頼抜群。

すすぎ1回の洗濯で超すっきり!今回も良い働きをしてくれました。

このとき、もしさらにふんわりさせたい!とかなら、クエン酸をすすぎの時に、柔軟剤代わりにいれると良いかもです。

普段の洗濯では、クエン酸水にお気に入りのアロマオイルを混ぜたものを作り置きして使用したりもしてます。(アロマオイルは犬に影響のないものを使用してます)

 

あとは酷暑の太陽のしたで乾かしたら、仕上がりふっくらのクッションが蘇りました。

ほんと、顔を埋めても臭いゼロ。

時間はかかるんですけど、ほとんど浸け置きで放置してる時間なので、それほど手間ということもなく。

あとこの手順なら、犬が粗相したタイルカーペットや、オシッコシートの洗濯もできちゃうな~と思いました。

もしくは赤ちゃんや介護用のシーツなどにも。

今回使用したアイテムも、どれもプチプラばっかなのでオススメです~!特に赤ちゃんや犬と暮らす人の助けになればハッピーです✌

おしゃべりな犬

犬って、びっくりするくらい意思疎通できる。

ほんと言葉通じないってことを忘れるくらいに意思疎通できる。

他の生き物と暮らしたことないから、犬以外はわかんないんだけど、犬と暮らしてる人はわりと同意してくれるんじゃないだろうか…。

なんか「アウアウ~」って訴えてる時とかも、「あー、はいはい、ご飯ね(散歩ね)」ってなるじゃないですか。これたぶん、犬と暮らしてる人にとっては日常だからあんま思わないかもだけど、改めて考えると人語じゃないのに分かるのすごいよね。

それどころか、ジッと見つめられてるだけでも、何してほしいかわかるし、嫌がってるのもわかる。

散歩中に「さんぽたのしいねー!」ってニコニコ見上げてくるから、「ね~」って返しちゃうし、大好物とそこそこのオヤツの違いも分かりやすいし、私がお願いすると「あ~も~しょうがないな~」ってヤレヤレ感出しながら付き合ってくれてるから「ありがとね~」ってお礼言ってる。

いやほんと、全部伝わるよね。

犬は一言もしゃべってないのに。

すごくない?

 

おかげで犬に話しかけるのをやめられないし、犬を知らない人から見たら独り言なんだろうなって思うんだけど、いやでもこれ見てよ、めちゃくちゃ喋ってるからさって紹介したくなる。

 

おお、犬よ…今日もニコニコしてくれてありがとう…

人とコミュニケーション取るために目の周りの筋肉を発達させたなんて聞いて、愛しさ爆発しちゃうよね……ありがとね、犬……宝……

 

wanchan.jp

新人犬おむかえの記録【多頭飼い】

2024年6月15日。

元野犬の女の子がやってきた。名前はココ。

うちには先住犬のエルがいて、私とエルとココとの共同生活がはじまった。

そのなかで、「うお~~」と困ったこともあったので、その記録を残しておきます。

なんといっても、困ったときにネットで検索して「うちはこうだった」という、先人たちのブログやコメントがほんとにほんとに助かったので…。

たくさんの記録たち、ほんとにありがとう……この子達ぜったいに幸せにする、という決意の支えになりました…

これから、保護犬や多頭飼いをされる方の助けになればいいな、と思います。

(あと、振り返って「こんなだったね~!」ってなりたいので)

 

 

0日目:お試し期間開始

16時頃にココがうちに到着。

エルのテリトリー内でのお見合いは初めて。ココはあちこち匂いを嗅ぎながら、子犬らしい好奇心であちこち歩き回る。

エルも事前にお散歩で疲れさせていたので、吠えることはなし。

「まあ、なんかおるけど…」という感じで不審げにしながらも大人しく、ただ五感はフル活動でジッと様子をうかがっていた。

そのまま、夜ご飯をたべて、軽い夜散歩にいって就寝。

 

1日目

朝の散歩。

エルは通常運転で楽しそうにお散歩。ココもあちこち興味津々に匂いを嗅いで、軽快に歩く。元野犬ながらも、子犬の頃から人と関わっていたおかげで人工物に怯えることもない。トラックと自転車が少し怖いのと、子供の声に少し立ち止まる程度。

ただし、オシッコとウンチはうまくできずに、限界まで我慢してから、ケージの中で漏らすようにしていた。

また、この日は朝からエルがあちこちにマーキングを始めた。

メスながら、細かくお気に入りの場所にマーキングしていく。おかげで、ココのオシッコ我慢に拍車がかかる。あとはまだ緊張しているのもあるかも。怯えてる様子はなし。

ちなみに、二頭ともおびえたり、威嚇したりはなし。

食欲もウンチの状態もよし。

子犬らしいしつこさで、ココがエルにちょっかいをかけるが、エルはフル無視を貫いていた。吠え返すこともなく、さっさと伏せをして「私は相手をしませーん」とツンとしている。

そんな状態でも、お互いにクンクンと匂いをかぎあい、この日からエルもココのおしりの匂いを嗅ぎ始めた。(ココは初日から嗅ぎまくっていた)

 

2日目

ココは慣れてきたのか、あちこちでオモチャで遊び回る。

エルは相変わらず様子を伺っているようで、部屋の隅や、部屋全体が見渡せるソファの上からジッと観察していた。今までなら大好きだったおもちゃ遊びをしなくなったのが気になるものの、それどころでもなさそう。

とにかく新入りから距離を取っていて、エルに遊んでほしいココとはすれ違いが続いた。

ただし、散歩はエルのテリトリー外なので、通常通りのテンションで楽しそうに歩いていた。

また、この日もまだ、ココは限界まで我慢してからケージ内のトイレで漏らすようにオシッコしていた。

 

3日目

お外でウンチできるようになったココ。でもオシッコはまだ我慢が続く。

エルも相変わらず外では楽しそうにお散歩できるが、部屋では遠巻きにココを観察し、ココが近寄ってきたらすかさず逃げるを続けていた。

大丈夫だろうか…と不安になるが、食欲やウンチの状態も問題なし。

尻尾を巻いていたり、ガルガルすることもないので、とりあえず様子を見ることに。

 

4日目

外でエルがオシッコ・ウンチをするたびに褒めることを繰り返し、ついにココが外でオシッコ・ウンチに成功。

また、室内のトイレをエルのものと分けたところ、ココはそちらでトイレをするようになった。元野犬の習性なのか、ケージ内でのトイレは嫌うみたい。あとエルのトイレはだめって思ってるのかな?トイレ2つが良かったと書いてくれた人ありがとう。

そしてこの日から、散歩中にココからちょっかいを掛けられたら、エルがはっきりとワンワン吠えて叱りつけるようになってきた。そのたびにココは少しシュンとして、でもやっぱり子犬らしく、またすぐちょっかいをかけては叱られるを繰り返す。

でもこれで、上下関係はハッキリ決まったようだった。

ただ室内ではどうしてもエルの縄張り意識と、私を奪われるという意識からか、この日からはっきりとガルガル怒るようになってきた。

一方で、ココはこの日からお腹を見せて撫でさせたり遊んだり、エルだけでなく、私のことも後追いもするように。

 

5日目

ガルガルが増えた翌朝、エルが嘔吐した。

でも吐いたものを見ると胃液のみの黄色い液体で、ぐったりしている様子もなし。水もしっかり飲んで、食欲もある。「お散歩」というと、ニコニコと玄関へ走る。

それでもこのときの私は不安マックスで、部屋の隅にいて嘔吐もして、私の膝の上ではくったりとし、オモチャで遊ばなくなったエルが心配でたまらず、もしかしてココをこのまま引き取るのは無理…?という考えが不意に浮かんだ。

ただ早々に決めつけるのも良くないし、引き取りたいと決めたのだしと思い、ココのいた保護施設のスタッフさんにLINEのビデオ通話で様子を見てもらうことに。

そのうえで出た結論が、エルの仮病(幼児がえり)。

たしかに、とにかく元気はあって食欲もある。尻尾を巻いて怯えている様子もなく、震えたり、過剰に怒る続けることもない。睡眠も取れているし、ココがしつこくなければリビングスペースにも出てくる。

ココが近寄ってきても、常に歯茎をむき出しているわけでもない。

逆にエルがガルガルと剥きっ歯で怒る場面は、「私の膝の上にいて落ち着いているところを邪魔されたとき」「自分がいつも寝ているベッドの上でココがちょっかいをかけてきたとき」「ココがしつこいとき」なので、怒る理由のある時ばかり。

そして食欲もあるうえで吐いたものが胃液のみということは、消化もしっかりできている。(うんちの状態も良い)

そういったことを一つ一つ明らかにして、スタッフさんと「大丈夫」という結論になった。

そしてスタッフさんによれば、今これくらい近寄れているなら、十分だということだった。

◀エルが起床後すぐに嘔吐した朝。嘔吐から2時間後くらいの二頭。微妙な距離感ながら、接近している。

 

 

 

 

 

 

よかったほんと~、と安心しながら、スタッフさんとさらに相談して次のことを決める。

 

・これまで通りに、優先は先住犬のエル

・サークルでそれぞれのスペースを作るなどはせず、このまま共同生活をさせる(気性難のエルの場合、サークルがあると過剰に攻撃的になる可能性があるため)

・ただし、ココには留守・就寝・食事時に使用する専用ケージ、エルの避難場所としてベッドやソファ、クレートは確保(でも人間が介入するより、なるべくココが近寄ったときにエルが怒ることを優先する:怒られたココがきちんとエルの場所だと理解するため)

・エルが私と遊んでいるときは、エルを優先

・ココと遊んでいるときにエルが寄ってきたら、ココを構いながらエルも構う

・エルとココが同時に参加できる簡単なスワレ・マテのトレーニングに時間をかけてみる(ご褒美はエル優先

・散歩は今も二頭とも楽しそうなので、これまで通り

このような感じ。

保護施設のスタッフさんが、相談しやすくて本当に助かった。

 

 

6日目

びっっっっっくりするくらい仲良くなり始めた。

プレイバウはまだ見てないけど、お尻だけじゃなく顔のニオイも嗅ぎあっている。

マジギレからの距離の縮まり方が尋常ではない。

殴り合って仲深めるステレオタイプのマイルドヤンキーなの?

それはともかく、仲は良くなり始めた。まだエルはオモチャで遊ぶことはしないけど、それでもワンプロは楽しんでるようでニコニコと尻尾をフリフリしていた。

幸いにも、どちらもワンプロ大好き犬。

ボスはエルに決まったうえで、ココは下手に出つつ、エルも手加減しつつで上手に遊んでいた。

 

 

 

そんなかんじで1週間。

ここまで仲良くなると思わなかったけど、すっかり仲良しのエルとココ。

うちにきて2週間になる今では、まだサークルメインの生活をしているココを、「早く出して」とエルから催促されているし、オモチャへの興味も復活したようで、引っ張り合いっこをして遊んでいる。

 

嘔吐したり、膝の上でくったりしていたときには本当に肝が冷えたけど、そんな調子でも1週間で仲良くなったりするからビックリしたな。

はじめの数日の悩みがすっかり吹き飛びました。ほんとによかった。

その後、ココにとってもうちで問題なかったようで、このまま正式にお迎えとなりました。これからよろしくね。

そしてこの1週間の経験が、どなたかの多頭飼いスタートのヒントになるといいなと思います。

 

2週間後の二頭。すっかり添い寝する仲。

 

近況はinstagramで✊️

犬ってやつはさ

あっちで寝てたはずなのに、こっちで盛り上がってワッと笑い声があがると、パッと起きて輪の中心に頭をねじ込み、あたかも自分も最初からそこにいたみたいにニコニコしながら舌をだして私たちを見上げてきたりする。

パトカーのサイレンを聞いて遠吠えするときは、音のする方と私を交互に見ながら、警戒を促したりする。

私が洗面所で無防備なあいだ、玄関のある方へ向いてずっと見張ってくれてたりする。

ピンポンが鳴ると警戒吠えするけど、実は私が留守のときにはべつに吠えてないこともペットカメラで知っている。

私がワクチンの副反応で寝込んでると、ぎゅっとお尻を私の体に押し付けて、玄関や窓や音のする方を警戒しまくっていたし、起きたらベッドの周りにオモチャの祭壇ができていた。

隙あらば膝の上に乗ってくるし、あざとい目でオヤツをおねだりしてくる。その目に弱いって知ってるんだよね。

たくさんオモチャもあるんだけど、道端でひろった木の棒のほうがテンション上がって遊びまくってたりする。

春前のいまは、新芽の匂いをクンクンかいで、私よりも色濃い春を堪能しているようだ。

最初はウンチをそそくさと拾う私を不審がっていたけど、今では「どうぞ」と譲ってくれる。

美味しいごはんを食べた後は、ずっと口周りをペロペロして余韻を味わってるのがディズニーアニメみたいでかわいい。

アゴを乗せるためのちょっとした段差を見つけるのが上手で、私はしょっちゅう足を動かせなくなる。

犬、ほんとお前ってやつは、かわいくって仕方ない。