9月に韓国からの友人と東京からの友人をそれぞれ大阪案内するというイベントがありました。
一応、わたしが大阪生まれ大阪育ちの大阪在住ホストということでアテンドする役を引き受けたわけなんですけどね。
ただこれ結構難しくて、悩みの果てに「いったい、人は何を見て大阪を感じるのか…」というスピリチュアルで原初的な問いへと行き着いたりもしました。
いやほんとに難しい。
先に来阪してくれた韓国からの友人は神社とか寺とか、やっぱそういうのも見たいってことで「オッケ~オッケ~」て思ってたところ、なんと「法善寺横丁へ行きたい」というリクエストが。
え、ほ、法善寺横丁!???? それわたしの知ってる法善寺横丁であってる!?
って、たぶん、たいがいの大阪人はなると思うんです。
地図と画像送ってもらったら、たしかにあの法善寺横丁でした。そして調べてみたら大阪の観光スポットとして結構ネームバリューがある感じ。
地元民からすると、あそこはこう、通り過ぎるところというか、東西をショートカットするための道というイメージが強くて、「そこ」を観光スポットとして見ていなかったので結構衝撃でした。
そして実際に行ってみると、観光のみなさんが列をなしてお参りしてるんですよね。
マジでへ~~~!って感じでね。
友達も実際におとずれてみて、かなり満足してたようでした。
5分も滞在できるかな…?と不安だった私ですが、結局40分ぐらい過ごしたかも。この事実も結構意外というか、めちゃくちゃ極小の街角スペースなのでね。
いやほんと、大阪の人にすれば、「あそこで40分…?」と不安になると思うんだけど、観光目的ならいけました。ついでに私も、趣深い情緒的な写真を、一緒に撮ったりなんかしちゃってね。
大阪に住んでると分からない目線で大阪を見ることのできた体験だな~と満喫しました。
そのあとにも、道頓堀へいったり、大阪城を見たり。
有名所はおさえつつ、友達が写真撮ってるのを見てると、何気ない路地なんかも「日本ぽい~!」「大阪っぽい~!」と楽しんでいて、その姿も興味深かったです。
やっぱり電線が頭上を張ってる路地は気になるんだな~とか。
あとはアパートやマンションの構造も違うので、そういう街並みも面白かったようです。
他には、少しエリアを外れると一気に景色が変わるのも不思議だと言ってたんだけど、それは大阪市内特有のものかもしれないなと、これも「そういえばそうやね~」って思いました。
上本町とかすごいよね。駅-塾-学校-繁華街-病院-ラブホ-寺-墓っていう、あの狭いエリアで通りごとにあるもんね。まさしく揺り籠から墓場までエリア(?)だね。
それから翌週になって、東京からきた友人がナンバヒップスを指して「あれなに?」と聞いてきて「パチンコ屋だよ」と教えたらビックリしてたのもワハハでした。
これもまた大阪。
そういえば韓国の友人も、あちこちにパチンコ屋があることに驚いてたんだよね。どこにでもあるよね。
そういう、「そういえば」をたくさん体験した9月でした。
まあ隣に生粋の大阪人がいたということこそ、友人らには一番の大阪観光になったことでしょう。
そういえば大阪城がめちゃくちゃ混雑していて、「大阪城が…?」と不思議だったのですが、この記事を書いている最中にこのポストを見て「なるほどなぁ」と思いました。(感想文
「お城の天守閣で瞑想」とか、僕ら側からすると全く脈絡ない意味不明な企画ではあるのだけど、訪日外客からすれば「何となくそれっぽい」体験が手軽に出来るのならば、それで良いんだよ。繰り返す、お客様は「そこまで求めてない」し、そこまでやるのな人数を絞って思いっきりハイエンドに振るしかない
— 木曽崇/Takashi Kiso (@takashikiso) October 3, 2023
大阪たのしいところたくさんあるので、ぜひ遊びに来てね。
たこ焼き「わなか」はアメ村店が空いてるよ。